デジタルツール
Q. オンラインワークショップの「ツール」や「PC環境」の制約について、どのように対応していますか?
オンラインワークショップの依頼を受けた際は、まず最初に「リアルワークショップの経験」「オンライン会議の経験」「よく利用しているデジタルツール・NGツール」「PC環境」を確認し、その制約を前提にワークショップをデザインしています。
Q. zoom以外のツールを指定された場合は、どのようにしていますか?
2020年4月現在、グループ分け機能があるのは「zoom」だけです。それ以外のツールを採用する場合は、プログラムやアウトプットに制約が出ることを説明し、判断いただいています。「zoom」がNGの場合はグループ分けをしない条件の中で、ワークショップをデザインしています。
Q. 参加者がデジタルツールに慣れていない時は、どのようにしていますか?
基本的には参加者が慣れている「デジタルツール」を使用します。ツールに慣れていない方がいる場合は、実施の1週間前くらいに「オリエンテーション」を行い、ツールの説明や実際に体験してもらいます。また、ワークショップ内で徐々にツールに慣れていけるプログラムにしています。
アナログツール
Q. オンラインワークショップで「アナログツール」は、どのように使用するのが良いですか?
オンラインワークショップはパソコン画面を見続けるため、どうしても思考が狭くなりがちです。付箋紙にメモやスケッチをしたり、要らなくなったら丸めて捨てたり、レゴで手を動かしたりすることで、頭が活性化していきます。オンラインワークショップでもアナログツールを使える場面では、積極的な使用をオススメします。
Q. オススメの「アナログツール」を教えてください。
A4 ホワイトボード はオススメです!
ファシリテーション
Q. オンラインワークショップは参加者の反応が分かりにくく不安になるのですが、対応方法はありますか?
ワークショップに合わせて参加者のリアクション手段を決め、ワークショップの冒頭にグランドルールとして説明・体験してもらいましょう。(zoomの場合は「反応」「チャット」「手を上げる」など)
Q. オンラインワークショップでは「ファリシテーターの介入」が難しいと思いますが、気を付けることはありますか?
ワークショップ中にファシリテータが介入しなくてもスムーズに進行するように、プログラムやワークシートをデザインしておくことが大切です。また、「Googleスライド」「Mural」などのオンラインツールを使用している時は、進捗を確認しながら遅れている人やグループを適宜フォローしています。
Q. オンラインワークショップで参加者に積極的に話をしてもらうには、どのようにすると良いですか?
ワークショップ冒頭の自己紹介などで「参加者全員が話す」状況をつくると、その後も話しやすくなります。それでもワークに入りきれない参加者がいたら、自然な流れの中で名前を呼んで発言機会をつくります。また、「チャット」「Googleドキュメント」など文字でのコミュニケーション手段を活用するのも効果的です。
Q. オンラインワークショップのグループワークで話が盛り上がらない時は、どのようにすれば良いですか?
ブレイクアウトなどで「グループ分け」した直後は、どうしても話しづらい雰囲気になってしまいます。いくつかポイントをご紹介します。
- ワークの内容にもよりますが、グループの人数は4名までにしましょう。5名以上になると発言タイミングが掴みづらかったり、発言量に偏りが出てしまいます。
グループに分かれた直後は、誰から話しはじめるか探り合う時間が生じてしまうので、発表順を指示してあげるとスムーズです。(名前順・早起きした順など)
- 最初に3分程度の「個人ワーク」で手元の付箋紙にメモを書き、それをグループで共有する所から始めると、全員に発言機会が与えられた上でディスカッションを行うことができます。
- グループワークを始める前に、司会・記録・タイムキーパーなどの役割を決めてもらうと、進行がスムーズになる場合があります。
- 人的に余裕があれば、各グループに「サブファシリテーター」や「グラフィックレコーダー」を入れると効果的です。
Q. オンラインワークショップでツールなどのトラブルについて、どのように対応をしていますか?
トラブルが発生しないように、事前に「使用ツール」「推奨環境」を連絡します。また、ワークショップ中はデジタルツールに精通したスタッフがトラブル対応しています。
プログラムデザイン
Q. オンラインワークショップの「実施時間」は、どれくらいの長さが最適ですか?
オンラインワークショップに慣れていない参加者の場合は2時間程度が最適で、最長でも3時間が限界です。4時間以上になる場合は複数回に分けた方が良いと思います。例えば、1日の場合は「午前」「夕方」の部に分け、合間の時間をお昼休憩&個人ワークとし、その成果を持ち寄って「夕方の部」を実施すると効果的です。
Q. オンラインワークショップで「休憩時間」は、どれくらいの頻度・長さで取るのが良いですか?
40〜60分毎を目安にプログラムの流れの良いタイミングで、10分程度の休憩時間を設けるようにしています。
Q. リアルワークショップでグループをシャッフルすることはあまりないと思うのですが、オンラインで実施する上でのコツはありますか?
リアルワークショップでグループのシャッフルは良くやります(個人でアイデア出し → ドット投票で絞込み → ブラッシュアップしたいアイデアでチーム結成 / ワールドカフェ など)。オンラインでもプロセスは同様です。
ワーク
Q. オンラインワークショップをデザインする上で、気をつけることはありますか?
オンラインワークショップの実践経験が浅いうちは複雑なワークは避け、シンプルなワークを心がけましょう(複雑になる場合は、いくつかのワークに分解する)。
Q. オンラインワークショップに向いているワークはありますか?
オンラインは大人数でのワークは不向きですが、1対1での「対話」や「壁打ちブレスト」はリアルよりも向いていると思います。また、自宅から参加する場合は「在宅勤務中のデスクや冷蔵庫の中の写真を撮る」などのリサーチは行いやすいと思います。
Q. オンラインワークショップに不向きなワークはありますか?
「演劇」など身体性を伴うものや、「触覚」や「嗅覚」などの視覚・聴覚以外の感覚を扱うワークショップは難しさを感じます。逆に、その制約をポジティブに捉えることで、オンラインならではの可能性が見えてくると考えています。
Q. オンラインワークショップにおける「アイスブレイク」を検索しても少なく困っています。どうやって「アイスブレイク」を決めていますか?
アイスブレイクはその都度、ワークショップのテーマや目的に合わせて考案しています。(そもそも、アイスブレイクは必ずやらなくてはいけないモノでも、面白いワークである必要もないと思っています)
汎用的に使えるアイスブレイクとして、「1分でオススメ・くだらないモノを取ってきてもらい、それを使って自己紹介」するのがオススメです。
Q. オンライングラレコとして3パターン(iPadアプリ・模造紙・スケッチブック)やられていたが、それぞれのメリットを教えてください。
オンライングラレコは色々とチャレンジ中で、まだ整理できていないのですが、3パターンともそれぞれに良さがあります。また、グラフィッカーの性格・スタンスによるところも大きいので、テーマや目的に合わせて最適なグラフィッカーをアサインするようにしています。
その他
Q. 今後、オンラインセミナー・オンラインワークショップが増えていくと思うのですが、どのように集客していくのが良いでしょうか?
リアルと同様に、コンテンツ・参加者の体験価値を向上させるしかないかと思います。
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