PLAYWORKS Report 2020:NEWNORMAL を見据えた ONLINE WORKSHOP の実践

2020年は8年間在籍した広告代理店を卒業し、4月に PLAYWORKS Inc. を創業。世界はいまだにコロナウィルスが猛威を振るい続けていますが、社会の変化に対して柔軟かつ迅速に意思決定&行動し続ける、エキサイティングな1年でした。

本記事では ファシリテーター Advent Calendar 2020WSD Advent Calendar 2020 と連動し、2020年 PLAYWORKS・タキザワケイタ の実践をワークショップ・ファシリテーションを中心に振り返ります!


昨年の「ワークショップ実践レポート2019」は こちら 

   


 

 

   

リアルを超えるオンラインワークショップのUXデザイン

 

2020年のトピックはやはり、ワークショップのリアルからオンラインへの転換。これまでワークショップは「リアルな空間で身体性を伴いながら共創する」のが前提だと思っており、オンラインでやるなんて想像すらしたことがなかったが、オンラインへの転換は「ワークショップとは何か?」を問い直し、オンラインでのユーザー体験を1つづつ丁寧にデザインしていく、刺激的かつ創造的な作業でした。

お陰で「オンラインワークショップ」という新たな強力な武器を手に入れ、ワークショップデザイナーとして次のステージに進むことができた気がします。(戦士から魔法使いを経て、魔法戦士に転職した気分!)

2020年5月に公開した、オンラインワークショップの実践ノウハウを凝縮したGuideBook「オンラインワークショップ成功の秘訣」、続いて6月に発表したスライド「NEW NORMAL を見据えた ONLINE WORKSHOP の探求」も非常に好評なので、ぜひ実践にご活用ください!

 

GuideBook PDFダウンロード(無料)は こちら

 

スライド「NEW NORMAL を見据えた ONLINE WORKSHOP の探求」

 

 

  

 

ONLINE レゴ®シリアスプレイ® で世界と対話する

 

オンラインへの転換を進める上で最初に取り組んだのは、オンライン化のハードルが高そうな道具(レゴ)を使用する手法「レゴ®シリアスプレイ®」(以降、LSP)。

ひとりでファシリテーションできるのはリアルでの1グループ分(6名程度)だったり、他の参加者のレゴを指差しできなかったり、LSPのすべてのプロセスをオンラインでやるのは難しいが、事前に参加者にLSP専用キットを送り、プログラムやワークをチューニングすることで、リアルと遜色なくLSPの効果を発揮することができる。むしろ「内省や対話を重視するLSPはオンラインの方が向いている部分も多い!」ということは、想定外の発見でした。

そして、オンラインLSPの良いところは手元にレゴが残ること。LSPは参加メンバーを変えて定期的に実施するとより効果的だが、世界中の人々といつでもワンクリックで繋がれるオンラインは、LSPの可能性・価値をもっと高めてくれるはず!!

 

「LEGO® SERIOUS PLAY® ONLINE WORKSHOP」レポート

 

2020年6月には、NTTコミュニケーションズさんの新規事業開発プログラムとして「LEGO® SERIOUS PLAY® ONLINE WORKSHOP」を PLAYWORKS にて開発させていただきました!

  

 

 

 

失われる情報をONLINEグラレコで見える化


在宅勤務が推し進められてからはワークショップに限らず、オンラインでの打合せの場に「グラレコを入れたい」という相談を受ける機会が多かった。背景には「オンラインによって失われる情報を、グラレコによる視覚化で補いたい」という意図がありそうです。

いつもお世話になっているグラフィッカーのみんなも、試行錯誤しながらアナログ(模造紙)からデジタル(iPad)へと移行し、ペンの種類やレイヤー機能、タイムラプス再生など表現の幅が大きく広がりました。

PLAYWORKS のワークショップでは各グループにグラフィッカーが入ることも多く、3〜6名のグラレコ隊を編成して臨んでいた。その際にこれまではグラフィッカー全員が会場に集まる必要があったが、オンラインであれば場所に捉われない。実際にONLINEグラレコになってからは、北海道・富山・福岡など新たなグラフィッカーとの協業が促進しています。

グラフィッカーによっても得意領域や芸風、スタンスがさまざまなので、グラレコ・グラファシの目的に合わせて最適なグラフィッカーをアサインすることが大切です。オンライン化によってグラフィッカーの選択肢が増え、目的とのマッチング精度を高めることで、グラレコ・グラファシの価値を最大化していきたと思います。

 

グラフィックレコーディングに関する事例一覧は こちら 

  

また、グラレコの可能性を探索するプロジェクトとして、太田プロさんと「#お笑いグラレコ」をはじめました。 太田プロの若手芸人「さすらいラビー」の協力のもと、2020年12月にトライアルを実施。やってみていろいろと発見があったので、引き続き楽しみながら探索していきます!

 

 

 

  

コロナがインクルーシブデザインを後押しする

 

2020年のハイライトは、ソニー社員向けの「インクルーシブデザイン」をテーマにした大イベントへの登壇。1,200名以上の参加者に対して、九州大学 平井康之先生とともに「インクルーシブデザインの実践と可能性」について講演させていただきました。パネルディスカッションではモデレーターをつとめ、インクルーシブデザインについてより深く思考・理解する有意義な機会になりました!

また、2019年より「マイナスをゼロに近づけるだけではなく、マイナスからプラスの価値を障害者と共創する」をテーマに、インクルーシブデザインの取り組みにチャレンジしているが、奇しくもコロナによって活動が後押しされました。「WriteWith」「聴覚障碍者と共創するオンラインコミュニケーション」「視覚障害者からの問いかけ」「ミライロ ONLINE WORKSHOP」をご紹介します。


  

 

顔が見える筆談アプリ WriteWith


2019年4月に実施した「DIVERSITY WORKSHOP 04 聴覚障害者が熱狂するエンタメコンテンツを共創する」から生まれた、顔が見える筆談アプリ「WriteWith」。共同開発しているマイクロソフトさんより、「コロナ禍における聴覚障害者のオンラインコミュニケーションを促進すべく、実用化に向けてプロジェクトを進めたい」とお話いただきました。

その後、ユーザービリティテストを経て2020年9月の「超福祉展」にてプロトタイプを発表。聴覚障害者・健聴者の双方から非常に好評でした。現在はβ版を開発中なので、聾学校など利用してみたい方はご連絡ください!

超福祉展に「WriteWith 顔が見える筆談アプリ」を出展しました!

 


  

聴覚障碍者と共創するオンラインコミュニケーション


2020年6月には、聴覚障害者と健聴者のオンラインでの共創を通じて、オンラインコミュニケーションの可能性を探索する、「D&I WORKSHOP 聴覚障碍者と共創するオンラインコミュニケーション」を実施しました。マイクをミュートにして、チャット・筆談・ジェスチャー・グラレコ・UDトークで聴覚障害者とコミュニケーション。伝えることの難しさ、伝わることの嬉しさを体感できる、オンラインならではのワークショッププログラムが誕生しました!

「D&I WORKSHOP 聴覚障碍者と共創するオンラインコミュニケーション」レポート

  

 

 

視覚障害者からの問いかけ


タキザワがリーダーをつとめる一般社団法人PLAYERSでは、コロナを受けて2020年4月からオンラインコミュニケーションについて、さまざまなトライアルを繰り返してきました。その中から生まれたオンラインワークショップが「視覚障害者からの問いかけ」です。

新感覚ダイアログワークショップ「視覚障害者からの問いかけ」は、視覚障害者から投げかけられる「視覚障害者から告白されたらどう思う?」「朝起きて目が見えなくなっていたらどうする?」といった問いに、健常者が返答する形で対話をおこなっていきます。視覚障害者からの問いかけについて深く考え、自分の心の声に耳を傾け、言葉にしていくことで、障害者と健常者の間にある見えない壁や溝を実感し、新たな気づきや問いを持ち帰る機会を提供します。

定期的に体験ワークショップを開催しているので、ぜひ視覚障害者から質問責めされてみてください!w

「視覚障害者からの問いかけ」体験ワークショップ お申込みは こちら

 

  

   

ミライロ ONLINE WORKSHOP 定期開催

 

2020年7月 丸井錦糸町店にオープンした「ミライロハウス」さんとパートナー契約を結び、9月より毎月オンラインワークショップを定期開催しています。いつも一瞬で満席になってしまうので、ご興味ある方はミライロさんのHPをチェックください! また、ミライロさんとの新プロジェクトも企画中なので、お楽しみに!!

 

 

 

   

2021年1月「ONLINE WORKSHOP 連続シリーズ」開催!

 

2020年8月に開催した、これまでの実践経験の中から特にニーズのあるテーマ・手法を厳選した「PLAYWORKS ONLINE WORKSHOP 連続シリーズ」さらにバージョンアップし、年明けの1月に開催します。

NEWNORMALを見据え、ONLINE WORKSHOPを体感すべく、ご興味あるテーマのオンラインワークショップにご参加ください!

「PLAYWORKS ONLINE WORKSHOP 連続シリーズ 2021」お申込みは こちら

 

  

  

2021年は引き続き、NEWNORMAL を見据えて ONLINE WORKSHOP を実践していきながら、オンラインとリアルの良さを組み合わせた ハイブリッドワークショップ へと深化させていきたいと思います!!

  

 


 

  

おまけ:2020年 ワークショップ実績 

2020年に実施したワークショップを時系列に掲載します。

*クライアント案件もたくさん実施させて頂きましたがHPでは公開NGのため、ご興味ある方は CONTACT よりご連絡ください。

 

 

  

リアルワークショップ(2020/1〜3)

 

【 ワークショップ:東大和市 】ミライづくりワークショップ(2020/3)

  

  

 

オンラインワークショップ:トライアル(2020/3〜4)

 

【 オンラインワークショップ:女子美術大学 】D&I ONLINE WORKSHOP:障害者を支援するプロダクト・サービスデザイン(2020/9)

 




ワークショップデザイナー:タキザワケイタのアシスタント募集!

申込みはこちら → https://bosyu.me/b/wqLmYOJSQQE 

 

 


 

 

「オンラインワークショップ」なら PLAYWORKS にお任せください! オンラインの特徴を最大限に活かしたワークショップをご提供します!

 

詳しくはこちら → https://keitatakizawa.themedia.jp/pages/3724494/online_workshop

  

  


PLAYWORKS Inc.|ともに創り、社会を前に進めよう

PLAYWORKS Inc. 代表 タキザワケイタ インクルーシブデザイナー・ワークショップデザイナー 新規事業・組織開発・人材育成など企業が抱える課題や、社会課題を解決へと導きます。一般社団法人PLAYERS・&HANDプロジェクト リーダー・筑波大学 非常勤講師・青山学院大学 ワークショップデザイナー育成プログラム 講師・D&I 100人カイギ キュレーター